コロナの影響でどこもかしこも株安なので、バリュー投資はじめました。
リーマン以来のバーゲン市場になるかもしれないこの相場で稼げる株を探します。
第2弾はシステム情報です。
何の変哲もない名前が逆に良いですね。
無駄に株価が上がることがありません。
基本戦略:安定成長のバリュー投資×IT技術
コロナ相場における基本戦略です。
狙う株
- 5G・IoT・リモートワークなど(個人的に)わくわくする動きがある業種
- 今後の安定した成長が見込める
- 割安
買い方
- 底がどこか分からないため、最安値で買うことは諦め少しずつ買う
売り方
- 割高になったら売る
- 成長根拠が失われたら売る
この戦略でいきます。
第二弾 システム情報
本日探していて見つけたのはシステム情報です。
何の会社?
システム情報は、大手企業子会社等をメインに、システムの受注開発を行っている会社です。設計・開発・導入・維持まですべて行っています
主な取引先はこちら。安定を求めそうな企業が並びます。
事業の売り上げと利益
GMOクリック証券のデータです。
ちなみに、自分は投資には楽天証券を使っていますが、データを見たり分析するのはGMOの方が楽ですね。
5年間の平均
売り上げ高成長率 22%
営業利益率 9%
グラフを見ても、順調に成長を続けています。
売上高の成長率20%が驚異的です。
営業利益率はまだ伸びしろがあります。業界平均の10%程度は固いはずです。
今後の成長可能性
今後もこの成長を続けてられるのかについて考察します。
システム情報の強みは何なの?
強みは、CMMIレベル5
日本で8社しか取得していないようです。プロジェクトマネジメント(PM)力を測る指標のようですね。システムを作るというプロジェクトを管理する能力が高いということでしょう。
システム開発において、PM力は重要です。うまくPJを回せないと容易に案件は炎上し、人を投入することになり、赤字化しますので、企業の利益に直結します。
これからプログラミング人材が足りなくなると騒がれていますが、プログラミング人材を統括するPM人材はもっと不足する事と予想します。
プロジェクトマネジメント力が高いことは十分強みになると考えます。
取引先も大手企業が多く信頼になる
大手企業で実績を上げることは、顧客の信頼を獲得しやすいのではないかと思います。
現在は、保険・製造・官公庁での業界での伸びが強い
システム情報の売り上げの内訳ですが、保険業界での伸びが大きいですね。
保険に加えて、製造、官公庁などで+50%以上の伸びを達成しており、売上高+20%の成長に繋がっていると考えられます。
これらの業界で伸びている理由は、システム情報の強みである、品質の高い失敗しない開発を相手が求めているからだと考えられます。
この伸びは今後も維持できるか?
以下の視点から、維持できると考えています。
・保険業界は信頼できるシステム開発を必要としており、システム情報の強みと合致する。
・保険や製造や官公庁ほど無駄の多そうな業界は無く、在宅勤務等に伴う会議システム(AImeeting)や情報セキュリティ関係やRPAの導入案件は今後も増加しそう。
・システム案件は一度契約したら今後も続けて使う可能性が高く、売上はあまり下振れしないはず。
大きくは跳ねないかもしれませんが、既存事業は順調に成長すると思います。
フィリピンの会社にコンサル
情報システムは、フィリピンのコンサルサービスを提供する会社(SQME Professionals .inc)と協働開始しました。
フィリピンの市場はこれから伸びてくる市場です。
勝手な予想ですが、温かい国は仕事雑なので、恐らくフィリピンもプロジェクト管理が雑な会社は沢山あります。仕事雑で問題を抱えた会社にコンサルサービスを提供していくのは一定の需要がありますし、うまくいけば結構利益を取れると思います。
割安かどうか
割安かどうかの判断は、
- その企業がどれほどのお金を持っているのか
- どれほど稼ぎそうか
によって判断します。
どれほど稼ぎそうかを判断するにはいろいろな方法がありますが、とりあえず、今後5年間にどれほど稼げるかを基準にします。
例えば、いま1億円のおかねをもっていて、5年で0.5億くらいは稼ぎそうだとしたら、その企業の価値は1.5億円です。
もしその1.5億の企業が1.2億とかで売られてたら割安なので買い!ですね。
5年保有していたら0.3億の利益が得られるはずです。(もちろんこれは超ざっくりな解釈と説明ですよ)。
実際に計算するとなると結構面倒なので、GMOクリック証券さんのツールを活用させて頂きます。
条件
売上成長率 20%
営業利益率 10%
償却 5年平均
設備投資 5年平均
割引率 7.9%
この条件でシミュレーションした所、
フェアバリュー。
ここまで調べておいて、実は割安ではなかったですね。
ただ、とりあえず100株は買っておこうかと思います。
株価の動き
あまりにも市場に無視され続けている銘柄だと、業績が良くてもなかなか割安水準から脱しないので、一応株価に動きがあるか、確認しました。
チャートで見ると、きれいに押し目。買いたくなる形をしています。
懸念
コロナの影響
あまりないかと思います。
競合の参入
主な取引先は、大手三社です。
他のところをある程度競合にとられたとしても、問題ないでしょう。
また、プロジェクト管理の品質を証明するものを持っていることは十分参入障壁になると思います。国内に8社しかないってなかなか強いと思います。
大手3社頼り
システム情報の売上高は上位3社で44%ほどを占めます。
ここに何かがあったらまずいです。即売りです。
投資額の決定
以上より、成長可能性もあり、割安ではないですが投資する事に決めました。
いくら投資するかを考えてみます。
正直割安ではないので、100株だけの購入にして今後は買い増ししません。
システム情報に投資を始めました
システム情報は、の品質管理に定評のあるシステム開発会社で確実な成長を望めます。
あまり割安ではありませんが、十分投資対象になると考えました。
AImeetingが在宅勤務、リモートワークで流行れば株価上げが期待できそうです