成し遂げる人は、ゴールが明確です。
失敗しても諦めず、諦めてもゴールに向かう他の手段を探します。
成し遂げない人は、ゴールが曖昧です。
失敗したら諦めて、別の方向に向かって歩きだします。
ゴールが重要なのは、同じ方向に努力するためです。
大学時の失敗:方向性がないまま試行錯誤
部活で様々な試みをしたにも関わらず、うまく行かない
自分は大学生の時に体育会系の部活に所属していました。
プレイヤーじゃなく、スタッフっていう立場で、どうすればそのチームが勝つことができるかを考え、ブログを書いたり、情報まとめサイトを作ったり、映像をまとめたり、様々なことを試みてきたのですが、全然役にたてなかったという過去があります。
各々の試みに結構な時間を割いたんですよ。
引退するときの引き継ぎ資料も100ページ弱書きました。
でも、全然うまくいかなかった。
ゴールが曖昧だったせいで、行動のベクトルが揃っていなかった
何でそれがうまくいかなかったのか今考えてみると、ゴールが曖昧だったんです。
その時に考えていたことは、自分の空いている時間を使って何でもいいから行動すれば、少なからず部活に貢献することができるんじゃないかということでした。
でも、行動したとしてもその行動の方向性が定まってなければ、その方向のベクトルが整ってなければ、何かを成し遂げる所=ゴールまで到達できないんです。
例えば、自分が中心に居るとして、上に進んだり右に進んだり前に進んだり、何か行動すればそこから動けるけど、ベクトルの向いてる向きがバラバラだと、決して遠くにはいけないんですよね。
結構歩いたつもりで振り返ってみたら、すぐそこに過去の自分がいます。
そうではなくて、ちゃんと目指す方向べき方向に歩みを続けた結果、どこか遠くに届くわけじゃないですか。
それを考えないで単純に行動を増やして、ランダムに歩みを続けたとしても、結局自分がいる地点はスタート地点から数歩の所でした。
絶対達成する一つのゴールを明確に定めるべき
この部活の例で言うのであれば、部活が勝てない理由を考えて、一つ方向性を決めた方が良かったです。
例えば勝てない理由がコミュニケーションが上手くいっていない事だと信じるなら、それに対してのアクションを取るとか。
勝てない理由はいくつもあって、お金がなくて用具が整わないとか、選手の時間が無いとか、いい選手が集まらないとか、色々あると思います。
ただ、その課題の全てにまんべんなく全力を入れるのではなくて、ある特定の課題に対してフルコミットすることが重要です。
とにかく全部の課題に全力を出せばいいじゃないかと思う人いるかもしれませんが、出来ないと思います。
全力は無限じゃなくて有限で、しかも夢中なときはそれに気づけないです。
全力を出しているつもりで無意識に、これはここまでだめだったから、こっちに労力さこう、の【ここまで】のラインが下がっている気がします。
掘り進む前に、次に行ってしまう気がします。
始める前に、範囲を絞ってどこに全力出すか決めないと、大した結果がでないです。
ゴールを定めなくても学びはあるが、諦めが早い
とはいえ、ゴールを定めなかったとしても、ゴールを定めてないからとだらだらして動いていないよりは学ぶことはあります。
確実に、知っている世界は増えたし、これはこういうところに難しさがあるんだなと言うことは学べました。
が、結局そこまでです。
ゴールを定めなかった場合、うまくいかないとその方向に進むことを諦めがちです。
壁にぶつかったら、他の方向に進もうとしてしまうっていう欠点があります。
遠くの方まで行けなかったです。
この例で言うとこれだけやってコミュニケーションがうまくいかないのはしょうがないから、他の所に力を入れよう、みたいな。
それだと、何も成し遂げられないです。
社会人としてのゴールは
ゴールを定めるにあたって大事なのは、その方向が今までの延長線上だからとか、世間の流れがその方向だからとかではなくて、自分が本当に向かいたい方向なのかというところです。
例えば会社に向かいたい方向があったとして、そのために何ができるんだろうっていうことを考えて行動するのもいいと思いますし好きですが、でもそれが本当に自分が向いた方向じゃなかった場合、60歳でそのまま定年を迎えたとしたら100%後悔が残ります。
会社の向かう方向に合わせるとしても、それが自分の向かう方向とベン図のように重なり合っているところに全力を尽くしたいです。